《日本酒塾》日本酒セミナー レポート

◎府中東高校7期生 日本酒セミナー

 

平成30年6月2日(土) 私の通っていた高校の同期生にお集まり頂き日本酒勉強会を行いました。

当日のレポートを記します。

 

たか田で開催のこの会は今回で6回目となります。毎年一回行い交友を温めております。

今回は7名(男子5、女子2)のご参加でした。皆さん日本酒好きではありますが日本酒に付いて詳しくはありません。これは日本酒を飲まれている方ほとんどに共通の事と思います。今回はお集まりの皆さんの日本酒の「?」を解消して頂くことを第一に会を進めました。

 

当日、18時にたか田にお集まり頂き日本酒セミナーの開始となりました。

 

今回のたか田セレクションによる日本酒

 

『酒米別、同一仕込み』

◎墨廼江(すみのえ) 宮城県

 純米吟醸 生酒  精米歩合55%

【八反錦】日本酒度+3  酸度1.7

【雄  町】日本酒度+2  酸度1.7

【山田錦】日本酒度+2  酸度1.7

 

※酒造好適米の違いが酒の味わいにどう反映して飲み手はどう感じるのかを検証しました。

『同一米、搾りのタイミング別』

◎まんさくの花 秋田県

 純米吟醸 無濾過生原酒  星あかり 精米歩合50%

【荒ばしり】

【中汲み】

【責めどり】

 

※同じタンクの酒が搾って出てくるタイミングで味わいに違いが出ることを感じて頂き、それが飲み手の嗜好とどう関係するのかを検証しました。

◎サンプル酒  大信州 手の内 純吟 生詰め

 

以上7酒をゆっくりとお楽しみ頂きながらたか田の料理もお召し上がり頂きました。

 

たか田酒の会特別コース料理

・お通し ブロッコリーお浸し、伊達板蒸し、昆布巻き、合鴨蒸し焼き、ホタテ旨煮、鳥巻き

・刺身  平目昆布〆 スダチ

・焼物  金華サバ一夜干し

・煮物  真鯛潮汁 独活、三つ葉、葱、口胡椒

・揚物  トロ鮪串カツ 特製ソース

・止め  冷し茶蕎麦 たぬき

 

賑やかに、しかし確りと話を聞いて頂けるのがたか田酒の会の真骨頂。今回も日本酒初心者や日本酒をすこぶる愛している方も有り、利き酒師であります私の説明に皆さん納得の表情。皆さんからの酒にまつわる質問も飲み手の個々の力量に応じて話分け、時間の経つのもあっという間でした。

 

今回の会で頂いた質問で印象深いものを記します。

・同じ大きさの瓶の日本酒なのに値段の違いはどうしてなの?

・外に飲みに出た時、何を基準にして日本酒を選べばいい?

・都内の飲み屋でメニューに載っている日本酒どれでもショットグラス一杯、500円なのだがそれってどうなの?

 

普段から日本酒にまつわる???がかなりあると感じました。何となく選んで、当たりであれば良いのですが中々そうも行かない現実があるとの事でした。私が同行できれば判断も付きますが、そうもいきません。

今回、会の間中、質問攻めでした。日本酒に関するかなり深いところまでの質問もあり、また料理に付いての質問まで。

 

3時間の会はあっと言う間に過ぎます。更に追加の一時間!計4時間しゃべりっ放しで喉がかすれてきました。

その分、皆さんの酒の引き出しが増えた事と思います。少しでも日本酒を更に好きになって頂けたらセミナーを開催して幸せなことです。

 

今回の様に、美味しく、楽しく、賑やかに、そして為になる日本酒セミナー。

日本酒をもっと好きに成りたい皆様のお手伝いが出来ます様に一層の精進をいたします。

ご一緒に、勉強させて頂けましたら幸いです。