日本酒塾

初秋の頃 秋酒のご紹介

◎大信州  秋の純米吟醸  無濾過原酒 生詰

・使用米 ひとごこち
・精米度 55%  ・アルコール度 16%
・使用酵母 901改 ・日本酒度 +7 ・酸度1.5

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吟醸香の強さは中程度。味わいに甘味、酸、苦み、渋みが混在 躍動感もあり口の中で広がっていく感じは中程度。落ち着き感もあり秋酒の醍醐味。後口の切れは程々。
全体的にクリーミーな印象を感じます。余韻もあり飲んで旨いと感じる。いぶりがっこと合わせたい。

◎大信州  別囲い純米吟醸 冷おろし 無濾過原酒

・使用米 ひとごこち
・精米度 49/59%  ・アルコール度 16%
・使用酵母 901改・日本酒度 +3 ・酸度1.5

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吟醸香の立ち方、非常に好印象。白桃、梨の香りも感じる。米由来の甘味が広がり全体の味わいとても丸く感じる。味わい濃過ぎず穏かで円熟感漂う。酸の動きも良く後半の切れに繋がる。後口に旨さだけが漂い更にもう一口飲みたくなる冷おろしとしてのお手本的な仕上がりと感じる。余韻も長く調和型。金目鯛の煮付けと合わせてみたい。
※私的に好印象

◎大信州  別囲い純米大吟醸 冷おろし 無濾過原酒

・使用米 金紋錦
・精米度 49%  ・アルコール度 16%
・使用酵母 901改 ・日本酒度 ±0 ・酸度1.5

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シャープな印象の吟醸香。香り立つ。金紋錦由来の上品な酸が全体の引き締めに一役買っている印象。甘味、広がり、膨らみ、優しさ、軽さ、落ち着き感。調和型。和三盆糖の甘味も感じる。
しっかりした造りを感じさせる酸のお陰で食事をしたくなる。食事との相性はかなりのレベルと感じます。
良質な酸の為かカルボナーラと合わせてみたくなりました。
※私的に好印象

◎大信州   仕込48号 純米大吟醸  無濾過原酒 生詰

・使用米 金紋錦
・精米度 49%  ・アルコール度 16%
・使用酵母 901改 ・日本酒度 +1 ・酸度1.6

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穏かな吟醸香。良い香りを漂わせ期待が膨らみます。落ち着いた味わい、円やかで米由来の甘味が広がり、酸も後半に口の中を回り出し後口の切れに貢献している。全体的に軽めの印象。
春先の仕込48号生原酒と比較すると火入れすることによる全体的なボリュームダウンは否めないものの、低温熟成による程良い熟し感とシャープ感は秋の食材とのコラボが楽しみな酒であることは間違いないと確信します。
海苔の佃煮をつまみにと合わせると口の中がパラダイス!
※私的に好印象